ポイントサービスは、様々な企業が売上向上や顧客獲得を目的とし、競合他社との差別化を図るために導入しているマーケティング施策の1つです。
大手家電量販店ではこのサービスを早くから取り入れ、自社のポイントカードを無料で発行し、購入金額に応じてポイントを付与しています。
貯まったポイントは、1ポイント=1円として次回のお支払いの際に使用できる為、実質「値引き」という形になり、かなりお得に感じます。
又、スーパーやコンビニ、飲食店など複数の店舗で相互利用が可能な共通のポイントカードを導入する店舗も増え、日常的にサービスを利用しやすい環境になっています。
最近では、スマートフォンのアプリを利用したモバイル型が主流となり、ポイントサービスの市場は益々拡大傾向にあります。
ポイントの有効期限
スマートフォンの普及をはじめ、便利なネットショッピングの利用者が急増している中、2019年度の日本におけるポイント市場は2兆円を超える急成長を遂げています。
ポイントサービス国内市場規模推移と予測
引用元:ポイントサービス市場に関する調査を実施(2020年) | ニュース・トピックス | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
一方で、ポイントを貯めることに夢中になり使うことを忘れてしまうという人も多く、いつの間にか失効してしまうケースも多々あります。
ポイントサービスを利用する上で還元率や利便性はもちろん大事ですが、最も重要なのは有効期限です。ポイントは使ってこそその効果を発揮します。
有効期限は、一般的に最終利用日から1年間ですが、企業によってサービス内容やポイントプログラムが異なる為、こまめに確認する事をおすすめします。
せっかく貯まったポイントが使えなくなっては元も子もありません。使用履歴や獲得ポイントを確認し、必ず期限内に使い切るようにしましょう。
ポイントの貯め方
ポイントは、家計の支出における様々な費用をクレジットカードや電子マネーを利用するだけで確実に貯める事ができます。
毎月発生する家賃や保険料などの固定費は勿論、食費などの変動費も含め、決済方法をクレジットカードにするだけでポイントが貯まります。
又、店舗で商品を購入する際、ポイントカードの提示に加え電子マネーで決済をした場合、ポイントの二重取り、あるいは三重取りも可能になります。
通勤の際に便利な交通系ICカードは、公共交通機関の乗車は勿論、コンビニやスーパーなど日常的に利用できる上にポイントも手軽に貯まります。
この様に、現金以外の決済方法を利用するだけで、ポイントを賢く貯める事ができ、家計の節約にも役立てる事が出来ます。
まとめ
ポイントサービスは、カードの種類や電子マネーを提供している企業によって還元率が異なり、サービス内容や特典も様々です。
現金を使わず効率的に貯めたポイントは、現金同様の価値がある為、獲得したポイントが無駄にならないよう、上手に活用しましょう。
近年のキャッシュレス化に伴い、クレジットカードや電子マネーを利用する機会も増えたことで、ポイントサービスがより身近な存在になったと言えるでしょう。